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| F.M.コーンフォード『ソクラテス以前以後』 |
| 書 名 | 『ソクラテス以前以後』 | Before and After Socrates | ![]() |
| 著 者 | F.M.コーンフォード | F.M.Cornford | |
| 訳 者 | 山田道夫 | ||
| 叢 書 | 岩波文庫青683-1 | ||
| 出版社 | 岩波書店 | ||
| 頁 数 | 文庫判155頁 | ||
| 定 価 | 398円(本体) | ||
| 発 行 | 1995年12月18日 | 1932 | |
| ISBN | 4-00-336831-2 |
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「ソクラテス以前」「ソクラテス以後」の違いは決定的だ。哲学がソクラテスにおいて決定的に変容したからである。そこでソクラテスがいかに哲学を改造したか、そしてそれが後継者たちにいかにして継承されたのかを跡づけるのが本書の仕事だ。哲学の誕生を告げるイオニアの自然哲学者たちは万物の始元を示し世界秩序を説明した。しかしソクラテスが拒否したのはまさにこの種の「説明」であり、彼が欲したのは「どのように」ではなく「なぜ」に答える道徳の哲学であった。そこで彼は万物の始元ではなく人生の終極目的を探求することになるのだが、この「希求切望の原理」への哲学の方向転換は、後の哲学の志向性を完全に決定づけたといってよい。プラトンにおいて希求切望の原理は全存在にまで拡張され、アリストテレスにおいてそれは純粋な形相という神概念となったのである。以上のようなギリシア哲学史のドラマを見事な統一性をもって描きあげる本書は、ちょうどその裏面をなすニーチェやハイデガーのギリシア哲学史とともに必読である。(吉田浩)
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