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Vol.012

========●メールマガジン「哲学の激情」Vol.012 (29/12/1998)●========

■「哲学の激情」は八雲出と吉田浩がお送りするメールマガジンです。
■不定期配信です。いつ来るかわからないので気を付けてくださいね。
■ご希望、ご感想、文句などドシドシお寄せください。
■八雲出と吉田浩が交代で配信します。
■今回は八雲出と吉田浩(特別企画)がお届けします。
■本号は、ゆく年くる年特別号です。


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ホームページ更新状況 (1998/11/11〜 )
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なし。

見覚えのある光景。種々の仕事に時間を奪われているのはたしかですが、寝る 時間がある限り、人間「時間がない」などと言っては嘘になります。ならやり たまえ。ごもっとも。やります。西暦1999年の劇場に請うご期待。

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刮目せよ新刊
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●『ミハイル・バフチン全著作』水声社●

現在品切れとなっている邦訳バフチン集のリバイズ版がいよいよリリースされます。全8巻で、「これまでに刊行されているバフチンのほとんどすべてのテキストを、全訳で収録します」(同全著作集パンフレットより)。刊行の言葉が1995年の日付をもっていることはこの際忘れて、1998年12月刊行予定の第1回配本=第1巻「行為の哲学」「作者と主人公」ほか、を待ちましょう。12月はあと2日(1998年12月29日現在)?

●『叢書二十世紀ロシア文化史再考』水声社●

こちらは全7冊で、「公式のロシア文化史上から抹殺されながらも、さまざまなジャンルに脈々と影響を与え続けてきた、二十世紀ロシアの作家/思想家の本邦初訳の主要論文を、日本語版オリジナル編集で所収」(同叢書パンフレットより)するとのこと。第1回配本のフロレンスキイ『逆遠近法の詩学』は書店に並んでいます。1998年11月刊行予定のマンデリシターム『言葉と文化』はどうだったかな?

●『カント全集』岩波書店●

気が早い、と笑われるかもしれませんが、要購読全集・シリーズが続々と出版される昨今、ご利用は計画的に行わなければなりません。そんなわけで1999年年9月から刊行される『カント全集』全22巻+別巻1をいまここでご紹介します。来年の岩波は『鈴木大拙全集 増補新版』(全40巻)や『キケロー選集』など、これ以上わたしにどうしてほしいのだ?(いやいやどうもしない)というラインナップです。

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特別企画「1998年の収穫」
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本号では、「1998年の収穫」と題しまして、1998年に購読した書物から、「これは」というものをご紹介したいと思います。もちろん。わたしたちは出版された全出版物に目をとおしたり、購入したりしているわけではないので、畢竟書物の選択は恣意的であることをご了承ください。なあんてお断りするまでもありませんでしたね。それでは、簡単なコメントつきで参りましょう。

●吉田浩選

<1998年の収穫10冊>

◆ 01.ウォルト・ホイットマン『草の葉(上・中・下)』岩波文庫

 読めばわかる。

◆ 02.アンリ・ベルクソン『思想と動くもの』岩波文庫

 読めばわかる。

◆ 03.ジル・ドゥルーズ『ドゥルーズ初期』夏目書房

 読めばわかる。

◆ 04.ジル・ドゥルーズ『襞』河出書房新社

 読めばわかる。

◆ 05.ミシェル・フーコー『ミシェル・フーコー思考集成』筑摩書房

 読めばわかる。

◆ 06.エドワード・W・サイード『文化と帝国主義』みすず書房

 読めばわかる。

◆ 07.中井久夫『最終講義』みすず書房

 読めばわかる。

◆ 08.永井均『これがニーチェだ』講談社現代新書

 読めばわかる。

◆ 09.東浩紀『存在論的、郵便的』新潮社

 読めばわかる。

◆ 10.フェリックス・ガタリ『分裂分析的地図作成法』紀伊國屋書店

 読んでもわかんないかも。

<1998年の笑える5冊>

◆ 01.大西巨人「方向音痴」、『群像 1998年1月号』講談社

 大西節、健在!

◆ 02.大西巨人「現代百鬼夜行の図」、『群像 1998年7月号』講談社

 大西節、ますます健在!

◆ 03.該当書なし

◆ 04.該当書なし

◆ 05.該当書なし


●八雲出選

<1998年の収穫10冊>

◆ 01.ジル・ドゥルーズ『襞 ライプニッツとバロック』宇野邦一訳、河出書房新社

Gilles Deleuze, Le Pli -Leibniz et le Baroque, ed. de Minuit, 1988の全訳。例によってD先生は、なんの前置きもなくライプニッツとバロックについて議論を開始します。ライプニッツになじみのない、あるいはバロックになじみのない、はたまたいずれにも縁のない読者は、一見とおまわりだけれどもそれぞれについておさえてからD先生の本にとりかかる、というのもひとつの手だと思います。むろん、いきなりとっくみあってもOKです。

◆ 02.東浩紀『存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて』新潮社

発売日、渋谷のパルコ・ブックセンターに同書がワゴン山積みになっていたのにはちょっと驚きました。『批評空間』に連載された評論を一本にし、加筆修正した論考です。本書は、デリダの諸作品をどこまでも論理的に読みぬく試みです。およそ厳密というスタイルから離れているように見える後期のデリダをも射程におさめて、新しいデリダ読解を提出しています。もちろん、「新しさ」がいいのではなく、いままで誰もそのような読みの可能性を示唆してこなかった、という意味(それを一言にして言えば「新しい」となるわけですが)で刺激的であり、生産的である、ということです。

◆ 03.ヘーゲル『精神現象学』長谷川宏訳、作品社

賛否両論の長谷川訳ヘーゲルの真打登場です。賛のほうはともかくとして、否のほうでいえば、たとえば浅田彰氏。「ベンヤミンが言ったように、そしてデリダも同意するであろうように、翻訳はむしろ逐語的であるべきで、わかりやすい『自然』な日本語に言い換えるなどという恣意は厳に慎まねばならない。『哲学ブーム』のなかで流行しているらしい長谷川宏のヘーゲル『訳』に見られるような安易な我有化に警告を発する所以である」(『批評空間』U−18、編集後記より)翻訳は逐語的であるべき、というのは氏の持論で、以前にも(『批評空間』No.7 丹生谷貴志訳のデリダ『法の力 第二部』への付記、p.87)同じことを主張されていたのが記憶にあります。個人的には翻訳とは、便宜的な道具だろうと思います。ちょうど旅行ガイドがその土地そのものでないように。では、そのような制約のなかで訳者はどのような態度をとるべきか。翻訳者の使命については、別の場所で論じられれば、と思います。って、ちっとも『精神現象学』のコメントになっていませんが。

◆ 04.エドワード・W.サイード『文化と帝国主義』大橋洋一訳、みすず書房

Edward W.Said, Culture and Imperialism, Knopf, 1993 の翻訳です。今回出版されたのは前半2章分です(後半はなんでも1999年秋の予定だとか)。『オリエンタリズム』で提出された帝国主義分析のモチーフをさらに敷延した仕事です。本書でサイードが提案するのは、帝国主義の時代の欧州文学作品を、当時の時代的情況のなかにおいて読もう、という至極当たり前のことです。そこになにが書かれ、なにが書かれていないのかの検証を通じて、帝国主義時代の欧州人の植民地観、そしてその延長上にある現代の問題を俎上にのぼせます。「至極当たり前」といいましたが、サイードが1993年にそのような書物を出版しなければならなかったのは、ひとえにその当たり前のことが行われていないからなのでしょう。原書は、Vintage社のペーパーバックス版がありまます。また、これからサイードを読もうという方は、やはり1998年に邦訳が出たインタヴュー集『ペンと剣』(中野真紀子訳、クレイン社)をおすすめいたします。ラジオ用のインタヴューであるということもあり、サイードの思想にアプローチするよき入門書にもなっていると思います。

◆ 05.ローレンス・ウェシュラー『ウィルソン氏の驚異の陳列室』大神田丈二訳、み すず書房

Lawrence Weschler, Mr.Wilson's Cabinet of Wonder, Pantheon Books, 1995の邦訳です。ロスアンゼルスに実在する奇妙な博物館とその館主を、雑誌『ニューヨーカー』の執筆者であるウェシュラー氏がリポートした書物です。この書物、いや、この博物館の魅力をわたしの貧しい言葉でみなさんにご説明することは困難ですが、このようなたとえを引き合いに出したらば、その片鱗でもお伝えすることができるでしょうか。バシュラールが注目したこんな実験報告があります。羊歯の葉を火にくべて燃やし、その灰を水に混ぜて暖める。水が蒸発すると、そこに羊歯の形があらわれる・・・・・・。現代の常識で考えれば、多くのひとがありえないことだと考えるでしょう。しかし、そんなありえなさそうなものが、わたしたちに馴染みある博物館の陳列作法に完全にのっとって、いくつも陳列されている場所にさまよいこんでごらんなさい。ホントウという観念がゆらぎ、知らず識らずのうちにセンス・オブ・ワンダーの虜になる自分を発見するでしょう。本書はそういった希有な空間であるジュラシック・テクノロジー博物館の案内書です。

◆ 06.豊島泰国『図説日本呪術全書』原書房

わたしはこのような書物の登場を待ち焦がれていました。密教、修験道、陰陽道日蓮宗、神道、浄土宗、禅宗ほか種々の宗教における呪術の解説と実践の一書であります。「呪殺法」ほかすぐに応用できる実践例も豊富に掲載。

◆ 07.松枝到編著『ヴァールブルク学派』平凡社

平凡社から刊行されるヴァールブルク・コレクションも、本書で13冊を数えるにいたりました。編者松枝到氏、ゲルトルート・ビング、エルンスト・カッシーラーほか、9名のヴァールブルク論に加えて圧巻は、ヴァールブルク研究所紀要を含む資料です。

◆ 08.森英俊編著『世界ミステリ作家事典[本格派篇]』国書刊行会

250名の作家、5200冊の作品を掲載したミステリ作家事典であります。956頁の本のどこを開いてもミステリのことしか書いてないなんて、ちょいとすばらしいことではありませんか。しかし[本格派篇]なんて、気をもたせますねェ、ホントに。

◆ 09.『坂口安吾全集』筑摩書房

安吾、読みましょう。月刊です。

◆ 10.『埴谷雄高全集』講談社

雄高、読みましょう。こちらは隔月刊。ベッドで仰向けになって読むと腕力を鍛えることができます。

◆ 番外『CD-ROM版世界大百科事典 初版/第2版 プロフェッショナル版』日立デジ タル平凡社

わたしは待ちかねていたクチだったので、よろこびいさんで買いました、初版。内容は、図書館やお宅に鎮座ましましている(かもしれない)『世界大百科事典』です。ああ、待ったかいがあったよ、と思いきや、すばらしいインターフェイスに号泣。どうして印刷をバックグラウンドでできないの?などなど不満は山積。が、とりあえずはあれだけのデータを打ち込んでリンクをはっただけでも(間違い多し)よしとするか、って5万円超のソフトでそんなご無体な。初版はユーザーにモニターさせたようなものですな(モニターとは、プログラムのバグを検出するためにそのプログラムを使用することをいいます)。ついつい愚痴が先にたちますが、重宝することにかわりはありません。内容は『世界大百科事典』ですから。しかしこうして使ってみると、項目ごとの解説がくいたりないと思うのはユーザーの身勝手な欲目かしらん。せめて、ユーザーがテキストを追加・編集できるようになっているといいのだけれど。

大瀧啓裕「CD-ROM版百科事典戦争」『ユリイカ』Vol.31-01、1999年1月号、青土社、pp.292-293)の推測もおもしろいです。

<1998年の笑える5冊>

笑える5冊は、今年入手した書物からのチョイスです。

◆ 01.ルイ・アラゴン『イレーヌ』生田耕作訳、白水社Uブックス

読みすすめていったら既視観におそわれてくらくら。いそいで頁をもどってみると、あらまあ、途中から後のほうの頁と置き換わっているよ。1,2,3...14,120,121,122...140,120,121...てな感じに。どうもヘンだと思ったよ(って、気づかないで読み進めていたわたし)。はじめは(吉田戦車『伝染るんです』の如く)故意にそうしてあるんじゃないか、とバカなかんぐりをしたわたし。書店で非落丁本を見て、わたしの本がおかしいのだと感得した次第。

◆ 02.L.ハンケ『アリストテレスとアメリカ・インディアン』佐々木昭夫訳、岩波新 書

とうとう見つけました。魅力的なタイトルが多い岩波新書の中でもことさら強い光を放ち、その書名を見ていらい一日とて忘れることのなかったその書物を。日頃なにげなくいろいろなものを並べる「と」の威力も、ここまでくると意識しないではいられません。というのはわたしだけかもしれませんが。ね、気になるタイトルでしょう?

◆ 03.Einstein Note,

ネットを通じて、アインシュタイン先生の書物をかき集めていたときのことです。検索にかかったそのタイトルは、わたしの目をひきつけました。それというのも、その書物はなぜか$1という価格がついていたのです。「まてよ、アインシュタイン先生のノートがどうして1ドルなんだろう?」と疑念を抱きつつも、わたしは他の書物とともに注文しました。数日後、他の書物に混じってわたしの手元に届いたのは・・・・・・表紙に見慣れたアインシュタイン先生の写真が印刷された小さなノートでした(ちなみに裏表紙は、E=mc^2と印刷されています)。

後でひとに話したら、「バカねえ、その時点で気づかない貴方が悪いわ」と一蹴されましたが、よもや本のデータベースにまっさらなノートが登録されているとはいやはや、反省することしきりです。

◆ 04.小林よしのり『新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』幻冬舎

「激情」購読者のみなさまのなかには、熱烈なよしりんファンはいないと思いますが(って、いても全く構わないのですが)、同書を笑える一冊として掲げておきます。この手の不毛な議論に、さきほど掲げたサイードの『文化と帝国主義』がよき解毒剤として働くだろう、との淡い期待を個人的には抱いております。もっとも、解毒剤なので服用しないと効き目はないわけですが。あらまあ。

◆ 05.ソルジェニーツィン『収容所群島』木村浩訳、新潮文庫(全6分冊)

文字どおり笑わずには読めません。そこに報告されていることは事実とのことですが、それゆえにおかしさはいやまします。スターリン政権下でどのようにひとが逮捕され、収容所送りになり、収容所でどのようなことがあったか、を御自身も収容所経験を持つソルジェニーツィン氏が報告する書物です。未読の方は「そんなことで逮捕しちゃイヤ」という事例に満ちた第1章だけでも、ぜひお読みください。そのへんのつまらないコメディよりもよほどおかしいです。ソルジェニーツィン氏の筆は絶えずイロニーとヒューモアがほどよくブレンドされたインクで文字を記しています。

ついでに笑えるのが、文庫カヴァーの見返しに印刷された氏の写真3葉。第一が軍服姿でペンを握って思索中をきどった写真。微笑さえうかべています。第二が丸刈りにしたジョージ・ハリソンみたような顔でカメラに向かう氏。かなり深刻な表情。第三は、自動車運転免許証の写真のごとく極悪犯チックな風情の氏。とっくり襟のシャツが哀愁をさそいます。さて、ふるっているのはキャプションです。二番目の写真には「《群島》にて」、三番目の写真には「釈放直後」、そして、一番目に付記されているのは「・・・・・・される直前」(ママ)。なぜ「・・・・・・」?

また、哲学の劇場ではみなさんの収穫を募集しています。電子メイルあるいは掲示板まで、お気軽にお寄せくださいね。もちろん西暦1998年度に出版された書物に限りませんので、また、10冊単位でもありませんので、よろしくお願いいたします。

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雑談
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みなさま、豊かな読書生活を満喫されておりますでしょうか(そうであらんことを!)。哲学の激情、第12号をお送りいたします。

少し前になりますが、わたし(八雲)は台湾へ旅行をしてまいりました。旅行と言っても2泊3日というたいへんあわただしいスケジュールで、台北に滞在してタクシーあるいは徒歩で移動可能な範囲を移動した、という感じです。当地は台北市長選挙のまっさいちゅうで、日本以上に激しい選挙運動がくりひろげられていたのが印象的でした。ともかく道沿い(とりわけ歩道橋)は、各候補者の旗、旗、旗。バスの側面はいうに及ばず、少しでも高くてその余地があるビルには巨大な候補者の肖像画。タクシーにも旗が立ち、朝から晩まで走る選挙カー。

それはともかく。

わたしのビョーキは居場所に関係なく発病するようで、「書局」という看板をみるたび、連れがいやがるのもどこ吹く風と、書店の入り口にすいこまれてゆくのでした。あの短い滞在期間に何件の書局にはいったか。日本にいるときとかわらぬ頻度を維持したといえましょう。さて、書局の棚を見て歩きますと、目につくのが「村上春樹」の四文字。それあ君、君が日本人であってそれを探すから目にはいるんだよ、うおっほん。なんて声が聞えてきますが、それをさしひいてもやはり目にはいらざるをえない。というくらいに村上氏の作品が翻訳され、棚の少なからぬ部分を占めています。新しいところでは『アンダーグラウンド』もありました。ついで、村上龍、三島由紀夫、谷崎潤一郎の順で本が棚を占めるといった案配。他にも、京極夏彦氏の『姑獲鳥の夏』が上下巻で出ているのを見て「これならブロック本といわれないね」などと思ったりもしました。

さて哲学・思想書はどうかといいますと、新潮文庫(おそらく日本のそれとは無縁だと思いますが)や、勁草文庫なるシリーズが岩波書店的ラインナップでそろっています。デカルト、ニーチェ、サルトルほかお馴染みの面々です。やや唐突なのは、松浪信三郎氏の『実存主義』(新潮文庫274)がはいっているところでしょうか。新潮文庫の哲学ラインナップに収録されている日本の著者は松浪氏のみです。同書の原書はたぶん岩波新書の『実存主義』だと思われます。また、いわゆる現代思想ではロラン・バルトを手にする機会がありました。もちろん、中国の古典(四書五経ほか)は言うまでもありません。だからどうということはまったくもってないのですが(あらまあ)、そのなかからわたしは一冊の書物を買って帰りました。題して『廿世紀智慧人物的信念』(新潮文庫6)。――って結局舞台が違うだけで買書噺なんですが。

ここでクイズです。この書物はアンソロジーであり、欧米中国の思想家たちの短篇が収録されています。以下に欧米系の著者名を漢字で記しますので、それが誰であるかをあててください。回答は、カタカナ表記でOKです。番号と回答を電子メイルで、webmaster@logico-philosophicus.net までお寄せください。全問正解者のなかから抽選で一名様に素敵な賞品(ってどうせ本なのですが)をプレゼントいたします。ふるってご応募ください。

問題

 1)愛因斯担
 2)羅素
 3)魯徳威克
 4)房龍
 5)奥登

ということで、1998年度最後の「哲学の激情」をおおくりして参りましたが、おたのしみいただけましたでしょうか。哲学の劇場/激情ではみなさまからのご意見・ご感想・ご批判・ご希望などをお待ちしております。どうぞお気軽にお寄せください。

西暦1999年もみなさまにとってよき年でありますように。ではまたご機嫌よう左様なら。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
ご感想、文句、連絡事項、送付中止のご希望などは下記まで。
webmaster@logico-philosophicus.net
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発行 哲学の劇場
URL: http://www.logico-philosophicus.net/
Copyright(C)1997, Theatre of Philosophy.
Yakumo Izuru and Hiroshi Yoshida all rights reserved.
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