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| 文献案内 |
■木田元『現象学』岩波新書
フッサールからハイデガー、メルロ=ポンティへと至る現象学の流れをバランスよく概説した好著。(吉田浩)
■竹田青嗣『現象学入門』NHKブックス576
竹田の考える現象学のエッセンスが大胆かつ簡明に提示される。これで目から鱗が落ちる人は多い。同じ著者による2冊目の入門書『はじめての現象学』(海鳥社)、竹田現象学最初期のマニフェスト『意味とエロス』(ちくま学芸文庫)も同様におもしろい。(吉田浩)
■新田義弘『現象学とは何か』講談社学術文庫1035
副題にあるように「フッサールの後期思想を中心と」した解説書。後述の田島本と併せて読まれたい。(八雲出)
■田島節夫『フッサール』講談社学術文庫1218
「人類の知的遺産」シリーズの1冊として刊行された書物の改訂版。フッサール哲学の現代とのかかわり、その生涯、著作と思想の歩みの3部構成。とくに第3部にあたる著作と思想の歩みでは、『論理学研究』『イデーン』といった初期中期の主著から抄訳をほどよく引用した解説から晩年の思想まで、まことに目配りのいきとどいた1冊となっている。巻末の文献案内も充実。(八雲出)
■加藤精司『フッサール』清水書院 センチュリーブックス人と思想72
ごく小さな書物であるにもかかわらず、フッサール思想の足跡が凝縮された形で表されている。木田、竹田両氏の入門的書物の後にウォーミング・アップのしあげ、復習教師として使用されたし。(八雲出)
■木田元『ハイデガーの思想』岩波新書
非常にバランスのよい、親切な入門書。同種の本としては、木田自身も執筆時にたえず意識したというジョージ・スタイナーの『ハイデガー』(岩波同時代ライブラリー)があり、たいへんスリリングな筆致でおもしろく読ませる。読み物として魅力的なのはスタイナー本、入門書として手堅いのが木田本。(吉田浩)
■竹田青嗣『ハイデガー入門』講談社選書メチエ60
実存哲学としてハイデガーを読み解く竹田現象学の成果。個人的に「?」と思う点もあるが、もし『現象学入門』を読んだのなら、こちらもぜひ。(吉田浩)
■村上隆夫『メルロ=ポンティ』清水書院 センチュリーブックス人と思想112
メルロ=ポンティの思考の歩みをコンパクトにわかりやすく解説した好著。(吉田浩)
なお、ハイデガー、メルロ=ポンティに関しては講談社から刊行されている「現代思想の冒険者たち」の該当巻も参考になる。同書により、哲学者の生涯と思想の概観を得ることができる。巻末の「主要著作ダイジェスト」や「キーワード解説」、「読書案内」など付録も充実している。高田珠樹『第08巻
ハイデガー 存在の歴史』、鷲田清一『第18巻 メルロ=ポンティ 可逆性』。(八雲出)
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