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| Epictetus 【エピクテトス】 (c0055-c0138) |
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生没年、生い立ちは定かではない。エピクテトス(エピクテートス)という名も本名ではないとの説もある。55年頃、フリギア(小アジア)のヒエラポリスに生まれる。父は不明。母は奴隷の身分であったという。奴隷として売られて皇帝ネロの統治下にあるローマへ。主人はエパプロディトス(ネロの解放奴隷)。エパプロディトスの許しを得てストア派の哲学者ムソニウス・ルフス(Musonius Rufus)に就いて哲学を学ぶ。いつの時点でかは不明だがエピクテトスはエパプロディトスから解放され自由になった(エパプロディトスは95年にネロの自殺幇助のかどで死刑に処せられている)。95年、ドミティアヌス帝の哲学者追放によってエピクテトスはギリシアのニコポリスに移住し、学校を開く。後にエピクテトスの言葉を書き残すことになるアリアノス(Flavius Arrianus, c0095-c0175)が弟子になったのはこの頃のこと。エピクテトスは通説によれば136年頃歿した。
エピクテトスは書物を残さなかった。弟子のアリアノスによる『語録』(Diatribai)とその要約である『提要』(Encheiridion)が伝存している。人間が完全に支配できるのは自分の意志だけであり、意志外のものはかならずしも自由に支配することはできないとの認識を基調とした倫理的思想は、マルクス・アウレリウスをはじめ後世に影響を与えいている。 |
| ???? | διατριβαι 『語録』(鹿野治助訳、『エピクテートス 人生談義』、岩波文庫青608-1, 2、岩波書店、1958/07、所収) |
| ενκηιριδιον 『提要』(鹿野治助訳、『エピクテートス 人生談義』、岩波文庫青608-1, 2、岩波書店、1958/07、所収) |
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■『語録』と『提要』
・『エピクテートス 人生談義』(鹿野治助訳、『エピクテートス 人生談義』、岩波文庫青608-1, 2、岩波書店、1958/07)
・『世界の名著 第13巻 キケロ/エピクテトス/マルクス・アウレリウス』(鹿野治助訳、中央公論社、1968/08) ■一次文献
・Epictetus, Discourses(translated by W.A.Oldfather, 2vols., Loeb Classical Library 131, 218, Harvard University Press) ■二次文献 ・鹿野治助『エピクテートス――ストア哲学入門』(岩波新書黄版24、岩波書店、1977/09)
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